モルディングヘルメット治療とは?

Photo 欧米では新生児、乳児のうつ伏せ寝が推奨されることにより、乳児の突然死が急増した歴史があります。それにより、1992年より乳児は仰向け寝が推奨されるようになりましたが、このことが後頭部頭蓋変形の乳幼児の発症を急増させる結果となったのです。

モルディングヘルメットとは、こういった頭蓋変形に対し、一定期間ヘルメットを装着することにより、頭蓋の形状を正常に再形成する方法です。米国では頭蓋骨縫合早期癒合症の発症率は1/60〜1/300と言われており、欧米では過去3年間で約35,000人の乳幼児がモルディングヘルメットを利用されています。
モルディングヘルメットは、その他、乳幼児水頭症に対するシャント術後において、シャントバルブによる表皮圧迫から生じる、感染予防にも用いることができます。

ヘルメット治療の一例

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動画でのご案内

動画を見る 米国のニュース番組にて「モルディングヘルメット」が紹介された際の模様をご紹介しております。

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内容紹介

 乳児を仰向けに寝かせるという社会運動により、乳児の突然死は半減しました。それと同時に、仰向け寝の乳児の60人に1人が頭蓋扁平症候群を発症しているのが現状です。現在、新しい技術により、その変形を適切に修正することが可能となりました。1 才のグレイスがヘルメットを被っているのは、転倒による怪我を防ぐためではありません。このヘルメットは、頭蓋骨の変形を修正するためのものです。医師はこれまで、鋳型を作るために子供の頭を石膏で巻いて鋳造していました。それは子供にとって、1時間近くにも及ぶ非常に耐え難いものでした。

 それが今では、たった2秒で正確に計測することが可能になったのです。この新たな頭蓋骨修整のためのレーザースキャナーには、小さな台の両側面に8台のカメラが備え付けられています。矯正技師のナンシーさんの説明によると、このスキャナーは、赤いレーザー線にて赤ちゃんの頭部を様々な部分から撮影し、写真を作り出すという仕組みになっているのです。その結果、オーダーメイドのヘルメットを作る為に必要である、正確な頭のサイズの3D映像が出来上がるのです。

 この新技術は、小児医療センター等で、変形性斜頭症の矯正治療にも使われます。扁平・変形頭蓋は、赤ちゃんを仰向けで寝かせることが原因だとも言われているのです。

 このグレイスは、スキャン・測定・装着からたった6週間しか経っていませんが、母親はグレイスの頭の形の違いが手にとって分かると言います。「確かに丸くなってきました。前は後方向に長く伸びている感じだったけど、今はヘルメット内側の両側面が埋まってきています。」と。

 通常、赤ちゃんが頭蓋矯正のためにヘルメットを装着するのは約3ヶ月ですが、手に入れた理想的な頭の形で大切な人生を過ごす時間は、これから先ずっと続くのです。

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